結論: CLAUDE.mdとは、作業フォルダに置くだけでClaude Codeが毎セッション自動で読み込む「AIへの前提共有シート」です。会社の前提・ルール・用語集をここに書いておけば、毎回同じ説明を繰り返す必要がなくなり、出力の精度と安定感が根本的に変わります。
- 要点1: CLAUDE.mdはプロジェクトのルートフォルダに置くだけで、起動時に自動で読み込まれる
- 要点2: 書くべきは「会社の前提・絶対ルール・用語集・ファイル案内図・口調・禁止事項・参照先」の7項目
- 要点3: 長く書きすぎる・何でも詰め込むのはアンチパターンで、気づいたことをその都度書き戻す運用が精度を継続的に上げる
対象読者: Claude Codeの出力精度を安定させたい方、チームや社内で使い方・アウトプットの質をそろえたい方
読了後にできること: 自分の会社・チーム用のCLAUDE.mdを、テンプレートをもとにゼロから書き始められる
「同じことを何度も説明しているのに、Claude Codeの出力がメンバーによってバラバラになる」——そう感じたことはありませんか。原因の多くは、AIの性能ではなく「前提が共有されていないこと」にあります。その解決策がCLAUDE.mdです。
株式会社PLaiでは、30人のAI社員が一定の品質で成果物を出し続けていますが、その裏側にあるのはモデルの性能だけでなく、各業務フォルダに置かれたCLAUDE.mdによる「前提の文書化」です。ホームページ制作からメルマガ配信、請求書発行まで、AI比率100%の制作物を支えている土台が、突き詰めればこの1枚のテキストファイルだと言っても過言ではありません。
この記事では、たった一人で売上1.5億円の会社を作った株式会社PLaiの実務経験をもとに、CLAUDE.mdとは何かという基本から、書くべき7項目、コピペで使えるテンプレート、業種別の記載例、運用のコツまでを全公開します。専門知識は一切不要で、テキストファイルを1つ作る作業だけで再現できます。
CLAUDE.mdとは?毎セッション自動で読まれる指示書
CLAUDE.mdとは、作業フォルダの直下に置いておくだけの、ごく普通のテキストファイルです。特別なプログラムではありません。しかしClaude Codeは起動するたびにこのファイルを自動で読み込み、書かれている内容を前提として動作します。会社に入った初日に渡される「オリエンテーション資料」を、AIに毎回自動で読み込ませ続けるようなイメージだと考えるとわかりやすいはずです。Claude Code自体の全体像はClaude Codeとは何かを解説した記事でも扱っています。
なぜ「毎回同じ説明」が不要になるのか
CLAUDE.mdがない状態では、「弊社ではですます調で」「この略語はこういう意味で」といった前提を、依頼のたびに書き添える必要があります。CLAUDE.mdに一度書いておけば、この前提が自動的に読み込まれた状態から会話が始まるため、依頼文そのものを本題だけに集中させられます。書いた情報が消えることはなく、次にファイルを開いたときも同じ前提が引き継がれます。
CLAUDE.mdとチャットAIの「メモリー機能」との違い
チャットAIの記憶機能は、多くの場合サービス側のアカウントに紐づき、内容の把握や編集がしづらいブラックボックスになりがちです。CLAUDE.mdは、あなたの手元にある1枚のテキストファイルです。中身は全文いつでも見返せますし、エディタで直接書き換えられます。プロジェクトやチームが変われば、フォルダを分けてCLAUDE.mdごと使い分けることも簡単にできます。
導入前後で何が変わるか【Before/After比較】
CLAUDE.mdがあるとないとで、実際のやり取りがどう変わるのかを比較します。
| 項目 | CLAUDE.mdが無い場合 | CLAUDE.mdがある場合 |
|---|---|---|
| 毎回の指示文 | 前提の説明から書く必要がある | 本題だけを書けばよい |
| 文体・口調 | 依頼のたびにブレやすい | 最初から指定どおりに統一される |
| 用語の解釈 | 社内用語を毎回説明し直す | 用語集を読んで自動的に解釈する |
| 禁止表現の混入 | 気づかずに使ってしまうことがある | 禁止事項として最初から避けられる |
| チームでの再現性 | 担当者によって出力の質がバラつく | 誰が依頼しても一定の前提で動く |
表からもわかるとおり、CLAUDE.mdの効果は「一発の指示が賢くなる」ことよりも、「毎回のブレがなくなり、積み重ねの質が安定する」ことにあります。
置き場所と読み込み順
CLAUDE.mdの効果を引き出す第一歩は、正しい場所に置くことです。
基本はプロジェクト(作業フォルダ)のルート
最も基本的な置き方は、Claude Codeを起動するフォルダの直下に、ファイル名そのまま「CLAUDE.md」として保存する方法です。この1つを用意するだけで、そのフォルダ配下で作業する際に自動的に読み込まれるようになります。まずはこの基本形から始めれば十分です。フォルダを移動したりコピーしたりしても、CLAUDE.mdも一緒についてくるため、管理の手間が増える心配もありません。
複数階層・グローバル設定との優先順位
案件やクライアントごとにフォルダを分けている場合は、それぞれのフォルダにCLAUDE.mdを個別に用意することで、案件固有の前提を切り替えられます。加えて、すべてのプロジェクトに共通させたい前提は、ユーザー単位のグローバル設定として持たせることもできます。基本的には「共通の前提はグローバルに、案件固有の前提はプロジェクトのCLAUDE.mdに」という役割分担で考えると整理しやすくなります。両方に同じような内容を書いてしまうと、どちらを直せばいいか分からなくなるため、役割が重ならないように意識してください。
サブフォルダに置く場合の考え方
大きなプロジェクトの中に複数の業務が混在している場合は、サブフォルダごとにCLAUDE.mdを分けて置くという運用も可能です。ルートのCLAUDE.mdには全社共通の前提を、サブフォルダのCLAUDE.mdにはその業務固有の前提を書くことで、階層に応じた前提の使い分けができます。無理に1つのファイルにまとめようとせず、業務の単位で自然に分割していくくらいの感覚で十分です。
CLAUDE.mdに書くべき7項目
何を書けばよいか迷う方のために、書くべき項目を7つに整理しました。まず一覧表で全体を把握してください。
| # | 項目 | 書く内容の例 |
|---|---|---|
| 1 | 会社・チームの前提 | 事業内容、組織構成、大切にしている価値観 |
| 2 | 絶対ルール | 機密情報を外部に送らない、特定の操作は必ず確認を取る |
| 3 | 用語集 | 社内の略称、商品名、独自の呼び方の意味 |
| 4 | ファイル案内図 | どのフォルダに何が入っているかの簡単な地図 |
| 5 | 口調・文体 | ですます調で書く、絵文字は使わない、ブランドトーン |
| 6 | 禁止事項 | 誇大な表現、未承認の数値、使ってはいけない言葉 |
| 7 | 参照先 | 詳細情報が書かれた別ファイルのパスやリンク |
1. 会社・チームの前提
どんな会社で、何を大切にしていて、どんな体制で動いているのかという基礎情報です。ここが書かれているだけで、Claude Codeは依頼の背景を踏まえた提案や成果物を返しやすくなります。事業内容だけでなく、「スピードより正確さを優先する」「対外的な発信は慎重に」といった価値観のレベルまで書いておくと、判断が分かれる場面での挙動が安定します。
2. 絶対ルール
「これだけは絶対に守ってほしい」という一線を明文化する項目です。機密情報を外部サービスに送らない、対外的な送信は必ず人間の承認を経る、破壊的な操作の前には確認を取る、といった安全に関わるルールをここに集約します。曖昧な努力目標ではなく、「守れているか・いないか」がはっきり判定できる形で書くのがコツです。
3. 用語集
社内独自の略称やプロジェクトコード名、商品名の略し方などをまとめておくと、指示文が短くて済みます。「AGI CAMP」「AI社員」のような、自社特有の言葉の定義もここに含めます。同音異義語や、部署によって呼び方が違う言葉があるなら、その使い分けもあわせて書いておくと誤解を防げます。
4. ファイル案内図
「請求書のテンプレートはここ」「過去の議事録はここ」といった、フォルダ構成の簡単な地図です。これがあるだけで、Claude Codeが目的のファイルを探す手間が減り、的外れな場所を提案されることも少なくなります。フォルダの数が多い会社ほど、この案内図の有無が作業スピードに直結します。
5. 口調・文体
ですます調で書く、絵文字は使わない、専門用語はかみ砕く、といった文体の指定です。特に対外文書を扱う会社では、ブランドの一貫性に直結するため、早めに明文化しておく価値があります。同じ内容の文章でも、口調が指定されているかどうかで、そのまま使える完成度に差が出ます。
6. 禁止事項
誇大な表現、未承認の実績数値、特定の固有名詞など、「書いてはいけないこと」をリスト化します。ルールが明文化されていれば、AIだけでなく新しく加わった人間のメンバーへの説明にも流用できます。過去に実際に誤って書いてしまった表現があれば、そのつど禁止事項に追加していくと、同じミスの再発を防げます。
7. 参照先
すべてを1つのCLAUDE.mdに詰め込む必要はありません。「詳しい手順は別ファイルのここを見て」という参照先を書いておけば、CLAUDE.md自体は簡潔なまま、必要な情報にだけ都度アクセスさせられます。参照先が増えてきたら、案件別・業務別にファイルを分けて、CLAUDE.mdはその「目次」として機能させる形に育てていくとうまく回ります。
コピペで使えるテンプレート(実例)
ここまでの7項目を踏まえた、そのまま使い始められるテンプレートです。自社の情報に置き換えてお使いください。
# CLAUDE.md — (会社名・チーム名)向け指示書
## 会社・チームの前提
- 事業内容: (例:〇〇業界向けの△△サービスを提供)
- 大切にしていること: (例:スピードより正確さを優先する)
## 絶対ルール
- 機密情報・顧客データは外部に送信しない
- 対外的に送る文書・金額は必ず人間が最終確認してから使う
- ファイルを削除する操作の前には必ず確認を取る
## 用語集
- (略称A): (意味の説明)
- (商品名B): (意味の説明)
## ファイル案内図
- 請求書テンプレート: /(フォルダパス)
- 過去の議事録: /(フォルダパス)
## 口調・文体
- 日本語、ですます調で書く
- 絵文字は使わない
- 専門用語は非エンジニアにもわかる言葉に言い換える
## 禁止事項
- 未承認の実績数値・誇大な表現は書かない
- (書いてはいけない固有名詞やワードがあれば列挙)
## 参照先
- 詳しい手順: /(詳細ドキュメントのパス)
最初から完璧に埋める必要はありません。空欄のまま使い始め、実際の依頼を通じて気づいたことを少しずつ追記していくのが、最も現実的な運用方法です。



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12大特典を無料で受け取る →業種別のCLAUDE.md記載例
7項目の中でも「絶対ルール」と「用語集」は業種によって書く内容が大きく変わります。イメージをつかみやすいように、業種別の記載例を一覧にしました。
| 業種 | 絶対ルールの例 | 用語集の例 |
|---|---|---|
| マーケティング・広告代理店 | クライアント名を他案件の文脈と混同しない | 案件コード、社内独自のKPI名 |
| EC・小売 | 在庫数・価格は必ず最新データを確認してから記載する | 商品の型番・略称、セール名の呼び方 |
| SaaS・IT企業 | 顧客の契約情報や個人情報を外部に出さない | プラン名の略称、社内システムの呼び名 |
| コンサルティング | 未公開の分析結果をクライアントの許可なく共有しない | フレームワーク名、プロジェクトの略称 |
| 士業・専門サービス | 個別の法律・税務判断は必ず有資格者が確認する | 業界特有の制度名、書類の正式名称 |
業種が違っても、「何を書くか」の型(会社の前提・絶対ルール・用語集・ファイル案内図・口調・禁止事項・参照先)そのものは共通しています。まずは自社の業種に近い行を参考に、絶対ルールと用語集から埋めていくと着手しやすくなります。
やってはいけないアンチパターン
CLAUDE.mdは便利な仕組みですが、書き方を誤ると逆効果になることもあります。代表的な3つのアンチパターンを紹介します。
長すぎるCLAUDE.md
あらゆる情報を詰め込みすぎると、かえって重要なルールが埋もれてしまいます。CLAUDE.mdは「毎回必ず踏まえてほしい前提」だけに絞り、詳細な情報は前述の「参照先」を使って別ファイルに逃がすのが基本です。読み返してみて、削っても実害がない一文がないかを定期的にチェックする習慣も効果的です。
何でも書こうとする
1回限りのイベント情報や、時間が経てば変わってしまう運用のTipsまで書き込んでしまうと、内容がすぐに古くなり、信頼できないファイルになってしまいます。永続的なルール・前提だけをCLAUDE.mdに残し、一時的な情報は別の場所で管理するという線引きを意識してください。判断に迷ったら「半年後に読んでも通用する内容か」を基準にすると分けやすくなります。
一度書いたら更新しない
CLAUDE.mdは、一度作って終わりのファイルではありません。実際の運用の中でズレや不足に気づいたら、その都度書き加えていく前提の「育てるドキュメント」です。更新を止めた瞬間から、現実の運用との差が広がっていきます。特に、組織変更や新しいルールの導入があったタイミングは、更新を忘れやすいので注意してください。
抽象的すぎる表現でごまかす
「わかりやすく」「丁寧に」といった抽象的な言葉だけでは、Claude Codeにも人間にも解釈の余地が残ってしまいます。「専門用語を使わず、小学生にも伝わる言葉で」のように、判断基準まで具体化して書くことで、狙ったとおりの出力に近づきます。
運用のコツ:フィードバックを書き戻す
CLAUDE.mdの真価は、書いた直後よりも、運用を重ねるほど発揮されます。
修正指示があったらその場でCLAUDE.mdに追記する
Claude Codeの出力に対して「ここはこう直してほしい」という指示を出したときは、その指示自体をCLAUDE.mdに書き戻す習慣をつけてください。同じ修正を毎回繰り返す必要がなくなり、次回以降は最初から意図どおりの出力に近づいていきます。これは、AIに前提となる文脈を継続的に渡していく「コンテキストの設計」そのものでもあります。考え方の背景はコンテキストエンジニアリングの記事で詳しく解説しています。特に、同じ指摘を2回以上したときは、書き戻しを後回しにしないでください。2回目が発生した時点で、それは「たまたまのミス」ではなく「ルール化すべきパターン」だと判断する目安になります。
定期的な棚卸しを行う
業務内容やルールが変わったタイミングで、CLAUDE.mdの内容が古くなっていないかを見直す機会を作ってください。月に一度など、決まったタイミングで棚卸しをする運用にすると、放置による陳腐化を防げます。棚卸しの際は、「今も本当に守られているルールか」「もう使っていない用語が残っていないか」を確認するだけでも十分です。属人化していたノウハウを資産として積み上げていく考え方はナレッジ構築の記事でも扱っています。
複数人で編集する場合の運用ルール
チームでCLAUDE.mdを共同編集する場合は、誰が・いつ・なぜその行を追記したのかがわかるようにしておくと、あとから内容を見直しやすくなります。バージョン管理の仕組みを使っている場合は、変更履歴がそのまま「なぜこのルールができたのか」の記録にもなります。
CLAUDE.mdとSkills・MCPの違い(拡張の使い分け)
Claude Codeには、CLAUDE.md以外にも能力を広げる仕組みがあります。役割の違いを整理しておくと、使い分けに迷いません。
| 仕組み | 役割 | 向いている内容 |
|---|---|---|
| CLAUDE.md | 毎回自動で読まれる前提・ルール | 会社の前提、絶対ルール、用語集 |
| Skills | 特定業務の手順書・テンプレートの束 | 「請求書作成」のような決まった業務フロー |
| MCP | 外部サービス・データとの接続規格 | ブラウザ操作、外部SaaSやデータベースとの連携 |
ひと言でまとめると、CLAUDE.mdは「常に踏まえてほしい前提」、Skillsは「特定の仕事の手順書」、MCPは「外の世界とつなぐコンセント」です。まずCLAUDE.mdで前提を整え、決まった業務が増えてきたらClaude CodeのSkillsで手順をテンプレート化する、という順番で拡張していくのがおすすめです。
PLaiでのCLAUDE.md運用実例
株式会社PLaiでは、Claude Codeを基盤にした30人のAI社員が、部門やプロジェクトのフォルダごとにCLAUDE.mdを持っています。マーケティング・制作・セールス・バックオフィスそれぞれの前提とルールが文書化されているからこそ、代表一人の会社でありながら、制作物のAI比率100%という運用が成立しています。生産性は体感で10倍、領域によっては30倍と表現していますが、その土台にあるのは特別な技術というより、この「前提の文書化」の積み重ねです。AI社員という考え方そのものについてはAI社員とは?作り方と運用の完全ガイドで詳しく解説しています。同じ仕組みを自社に構築したい企業向けにはAI社員構築代行も提供しています。
特に効果を実感しやすいのが、複数のメンバーが同じ業務に関わる場面です。CLAUDE.mdという共通の前提があることで、誰が依頼しても大きく質の変わらない成果物が返ってくるようになり、属人化していた業務の再現性が上がります。PLaiでは、この再現性の高さこそが、少人数でも多くの業務量をこなせている最大の理由だと捉えています。
今日から始める3ステップ
CLAUDE.mdは、完璧を目指さず「まず作る」ことが何より重要です。①作業フォルダの直下に「CLAUDE.md」という名前でファイルを作る、②本記事のテンプレートをコピーして、わかる範囲だけ自社の情報に書き換える、③実際に使いながら、気づいたことをそのつど追記する。この3ステップだけで、Claude Codeとのやり取りの質は確実に変わり始めます。
完成させてから使い始めようとすると、いつまで経っても着手できません。空欄が多い状態のCLAUDE.mdでも、何も無い状態よりは確実に効果があります。まずは「会社の前提」と「絶対ルール」の2項目だけでも埋めて、今日のうちに1つ、実際の依頼で試してみてください。
よくある質問
Q. CLAUDE.mdはどこに保存すればいいですか?ファイル名は決まっていますか?
作業フォルダ(Claude Codeを起動するフォルダ)の直下に、「CLAUDE.md」というファイル名のまま保存してください。この名前と場所であれば、起動時に自動的に読み込まれます。
Q. 長すぎるとどうなりますか?文字数の目安は?
長すぎると、重要なルールが埋もれてしまい、かえって効果が薄れます。厳密な文字数の決まりはありませんが、「毎回必ず踏まえてほしいこと」だけに絞り、詳細情報は別ファイルへの参照に逃がすのが基本です。
Q. 個人で使う場合でもCLAUDE.mdは必要ですか?
あった方がよいです。個人利用であっても、よく使う口調の指定やファイルの場所、繰り返し使う用語をまとめておくだけで、毎回の指示が短く済み、出力のブレも減ります。
Q. チームで使う場合、誰が編集すべきですか?
特定の担当者を決めておくのがおすすめです。誰でも自由に書き換えられる状態だと内容が散らかりやすいため、気づいたことは担当者に共有し、まとめて反映する運用にすると管理しやすくなります。人数が増えてきたら、変更を提案してから反映する簡単なレビューの流れを設けると、内容の質も保ちやすくなります。
Q. Gitなどで管理してもよいですか?公開リポジトリに含めても大丈夫ですか?
バージョン管理すること自体は問題ありません。ただし、機密情報やパスワードのようなものは書かず、公開リポジトリに含める場合は特に、社外に見られて困る内容が入っていないかを事前に確認してください。社内限定の情報が多い場合は、非公開のリポジトリや共有ドライブで管理する方法も検討してください。
Q. 英語で書いてもいいですか?日本語でないと読み込まれませんか?
英語で書いても問題なく読み込まれます。重要なのは言語そのものではなく、内容が明確に書かれているかどうかです。海外メンバーが多いチームでは英語、日本語中心のチームでは日本語というように、実際に読む人にとって扱いやすい言語を選んでください。
まとめ: CLAUDE.mdは「AIに前提を教える」最初の一歩です
CLAUDE.mdとは、作業フォルダに置くだけでClaude Codeが毎回自動で読み込む指示書であり、会社の前提・絶対ルール・用語集・ファイル案内図・口調・禁止事項・参照先という7項目を書いておくことで、出力の精度とチームでの再現性が大きく変わります。長すぎる、何でも詰め込む、書いたきり更新しないという3つのアンチパターンを避け、気づいたことをそのつど書き戻していく運用にできれば、CLAUDE.mdは使うほど賢く育っていきます。
大切なのは、最初から完璧を目指さないことと、運用の中で気づいたことをその都度書き戻していくことです。PLaiが30人のAI社員の品質を安定させられているのも、この地道な積み重ねの結果にほかなりません。まずは本記事のテンプレートをコピーして、自社のCLAUDE.mdを1つ作るところから始めてください。
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