結論: Claude Codeの導入は、①Anthropicアカウントの用意 ②インストール ③初回ログインの3ステップで完了します。Mac・Windowsのどちらでも、早ければ10分、慣れない方でも20分ほどで、最初に「話しかけられる状態」までたどり着けます。
- 要点1: インストール方法には「npmを使う方法」と「ネイティブインストーラを使う方法」の2種類があり、非エンジニアには後者が簡単
- 要点2: Macはターミナル、Windowsはコマンドプロンプト/PowerShellの開き方から迷わず進められる
- 要点3: 「command not found」や権限エラーなど、つまずきやすいポイントは原因と対処法を先に知っておけば数分で解決する
対象読者: Claude Codeを初めて自分のパソコンに導入するMac・Windowsユーザー(ターミナル未経験の非エンジニアを含む)
読了後にできること: 自分の環境に合わせてClaude Codeの導入方法を選び、インストールから初回ログイン・最初のコマンド実行までを迷わず完了できる
「Claude Codeを入れてみたいけど、ターミナルなんて開いたことがない。自分にも導入できるのだろうか」——そう感じている方にこそ、この記事のClaude Code導入手順を読んでいただきたいです。実際のインストール作業は、思っているよりずっとシンプルです。
株式会社PLaiでは、30人のAI社員の基盤としてClaude Codeを日常的に使っていますが、社内でこのツールを触ったことがなかったメンバーにも、アカウント準備からインストール、初回ログインまでをこの記事とほぼ同じ手順で案内し、その日のうちに最初の指示を出せる状態まで進めています。特別な知識は必要なく、手順どおりに進めるだけです。
この記事では、たった一人で売上1.5億円の会社を作った株式会社PLaiの実務経験をもとに、Claude CodeのMac・Windows別の導入方法を、事前に準備するものからつまずきやすいポイントの対処法まで全公開します。
Claude Code導入の全体像──何が完了すれば「使える状態」か
Claude Codeの導入とは、突き詰めると「ターミナルでclaudeと入力し、日本語で話しかけられる状態を作ること」です。難しく聞こえるかもしれませんが、やることは、①Anthropicのアカウントを用意する、②パソコンにClaude Codeをインストールする、③初回だけブラウザでログインする、の3つだけです。この記事では、この3ステップをMac・Windowsそれぞれの操作画面に沿って、ターミナルを開いたことがない方でも迷わないように解説します。
Claude Code自体がどんなツールで何ができるのかを先に知っておきたい方は、Claude Codeとは何かを解説した記事もあわせてご覧ください。ここから先は、導入することだけに絞って進めます。
導入前に準備するもの2つ
Claude Codeの導入で事前に準備するものは、実質的に2つしかありません。ひとつはAnthropicのアカウント、もうひとつはインストール方式の選択です。
1. Anthropicアカウントとプランの用意
Claude CodeはAnthropic社が提供するサービスのため、利用にはAnthropicのアカウントが必要です。個人でまず試すなら、Claudeの有料プラン(ProまたはMax)への加入が最も簡単な入口です。開発チームなどで利用量に応じた課金にしたい場合は、APIキーを発行して使う方法もあります。どちらを選ぶべきか迷う場合は、まず個人プランで試して感触をつかんでから、必要に応じてAPIキー運用に切り替える進め方で問題ありません。アカウント自体の作成は、公式サイトからメールアドレスを登録する一般的なオンラインサービスと同じ流れです。
2. インストール方式は2つ「npm」か「ネイティブインストーラ」
Claude Codeのインストール方式には、Node.jsのパッケージ管理ツールであるnpmを使う方法と、Node.js環境を必要としないネイティブインストーラを使う方法の2種類があります。違いを表に整理します。
| 項目 | npmでインストール | ネイティブインストーラ |
|---|---|---|
| 前提環境 | Node.jsが必要 | 不要 |
| コマンド | npm install -g @anthropic-ai/claude-code | 公式サイトのスクリプトを1行実行 |
| 向いている人 | すでにNode.js環境がある人・エンジニア | 初めてで環境構築の手間を省きたい非エンジニア |
| アップデート方法 | npm update -g @anthropic-ai/claude-code | インストーラの再実行 |
すでに他の業務でNode.jsを使っている方はnpm方式、そうでない方はネイティブインストーラを選ぶと迷いません。どちらを選んでも、できあがる「Claude Codeが使える状態」そのものに違いはありません。
Macでの導入①:ターミナルを開く
Macでの作業は、すべて「ターミナル」というアプリの中で行います。Macを使い始めたばかりの方向けに、開き方から説明します。
ターミナル(Terminal.app)の開き方
画面右上の虫眼鏡アイコン(Spotlight検索)をクリックするか、キーボードのcommandキーとスペースキーを同時に押します。検索欄が出てきたら「ターミナル」または「Terminal」と入力し、表示されたアプリをクリックすれば起動します。黒っぽい、または白い画面に文字だけが表示されるシンプルな画面が出てくれば成功です。この画面に文字を打ち込み、Enterキーを押すことで、パソコンに指示を出していきます。よく使うアプリとしてDockに登録しておくと、次回以降の起動がさらに楽になります。
Homebrew経由でNode.jsを用意する場合
npm方式でインストールする場合、事前にNode.jsが必要です。Macでは、パッケージ管理ツール「Homebrew」を使うと導入が簡単です。ターミナルで次のコマンドを実行します(Homebrewが未導入の場合は、先に公式サイトの案内に沿ってHomebrew自体を導入してください)。
brew install node
Node.jsが不要なネイティブインストーラ方式を選ぶ場合は、この手順は読み飛ばして次に進んでかまいません。どちらの方式にするか迷ったときは、前章の比較表を参考にしてください。
Macでの導入②:インストールコマンドを実行する
ターミナルとNode.jsの準備ができたら、いよいよClaude Code本体をインストールします。
npmでインストールする手順
ターミナルに次の1行を入力し、Enterキーを押します。
npm install -g @anthropic-ai/claude-code
画面に処理が流れ、数十秒から数分ほどでプロンプト(入力待ちの状態)に戻れば完了です。エラーが出た場合は、後述の「つまずきポイント」の章を確認してください。
ネイティブインストーラを使う手順
Node.jsを使いたくない場合は、公式サイトが提供するインストールスクリプトを1行実行するだけでも導入できます。一般的には次のような形のコマンドになりますが、コマンドの中身は更新されることがあるため、実行前に必ず公式サイト(claude.com/claude-code)に掲載された最新のコマンドを確認してください。
curl -fsSL https://claude.ai/install.sh | bash
実行するとインストール処理が自動的に進み、完了メッセージが表示されます。この方式ではNode.jsの知識がまったく不要なため、非エンジニアの方にはこちらがおすすめです。
Windowsでの導入手順
Windowsでも考え方はMacと同じで、「ターミナルに近い画面を開く→コマンドを1行実行する」という流れです。
PowerShellの開き方
スタートメニューを右クリックし、「ターミナル」または「Windows PowerShell」を選びます。あるいはスタートメニューの検索窓に「PowerShell」と入力して起動しても構いません。青みがかった、または黒い画面が表示されれば準備完了です。
Windows版のインストールコマンドと注意点
Node.js導入済みであれば、Macと同じnpmコマンドがそのまま使えます。
npm install -g @anthropic-ai/claude-code
Node.jsが未導入の場合は、公式サイト(nodejs.org)からLTS版のインストーラをダウンロードして実行してから、上記のコマンドを試してください。ネイティブインストーラを使う場合は、PowerShellで次のような形のコマンドを実行します(こちらも実行前に公式サイトで最新のコマンドをご確認ください)。
irm https://claude.ai/install.ps1 | iex
なお、以前はWindowsでの利用にWSL(Windows Subsystem for Linux)の導入が案内される場面もありましたが、現在はPowerShellやコマンドプロンプトから直接インストール・利用できます。社内の開発環境としてすでにWSLを使っている場合は、そちらに導入しても問題なく動作します。どちらの環境を使うかは、社内のルールに合わせて選べば十分です。
初回起動とログイン
インストールが終わったら、作業したいフォルダに移動してから起動します。ターミナル(またはPowerShell)で次のように入力します。
cd 作業したいフォルダのパス
claude
初めて起動すると、ログイン方法を選ぶ画面が表示されます。案内どおりに選択すると、既定のブラウザが自動的に開き、Anthropicのアカウントでログインするページに移動します。メールアドレスとパスワード(または登録済みの認証方法)でログインし、認可の画面で許可すると、ターミナルの画面に自動的に戻り「準備ができました」といった趣旨のメッセージが表示されます。ここまで来れば導入は完了です。2回目以降は、フォルダを移動してclaudeと入力するだけで、ログインし直す必要はありません。



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ログインが済んだら、まずは基本の操作を確認しておくと安心です。
代表的なスラッシュコマンド
Claude Codeには「/」から始まる特別なコマンドがいくつか用意されています。会話が長くなってきたら/clearで会話をリセットしたり、/compactで会話の内容を要約して続きから進めたりできます。作業を中断したいときはEscキーを押せば、その場で止められます。まずは動作確認として、次のように話しかけてみてください。
こんにちは。あなたが今できることを簡単に教えてください。また、今いるフォルダの中身を確認して、何のフォルダか教えてください。
フォルダの中身を実際に読み取り、内容に応じた返答が返ってくれば、Claude Codeの導入とインストールは正しく完了しています。
つまずきポイントと解決策【一覧表】
導入時によく発生するつまずきポイントを、原因と対処法つきで一覧にしました。焦らず、該当する行を確認してください。
| 症状 | 主な原因 | 対処法 |
|---|---|---|
ターミナルでcommand not found: claudeと出る | PATH(コマンドの置き場所を示す設定)が通っていない | ターミナルを一度閉じて開き直す。改善しなければnpmのグローバルインストール先を確認する |
npm: command not foundと出る | Node.jsが未インストール | Node.js公式サイトからLTS版を導入してから再実行する |
EACCESや権限エラーが出る | npmのグローバルインストールに必要な権限が不足している | 権限設定を見直すか、nvmなどでユーザー権限のままインストールできる構成に切り替える |
| ログイン画面がブラウザで開かない | 既定ブラウザの設定やネットワーク制限 | ターミナルに表示されたURLをコピーし、手動でブラウザに貼り付ける |
| 社内ネットワークで処理が止まる | プロキシやファイアウォールによる通信制限 | 情報システム部門にAnthropic関連ドメインへのアクセス許可を確認してもらう |
| Macで「開発元が未確認のため開けません」と表示される | macOSのセキュリティ機能(Gatekeeper)による警告 | 「システム設定」→「プライバシーとセキュリティ」から実行を許可する |
ほとんどのつまずきは「PATH」か「権限」のどちらかに集約されます。この2つの言葉さえ覚えておけば、エラーメッセージを検索して解決策にたどり着くスピードも上がります。
正しく動いているかの確認方法
導入がうまくいったかどうかは、実際にひとつ作業を頼んでみるのが一番確実な確認方法です。試しに、デスクトップなど身近なフォルダに移動して、次のように頼んでみてください。
このフォルダにあるファイルの一覧を確認して、種類ごとに何件あるか数えて教えてください。
ファイルを実際に確認したうえで件数を答えてくれれば、Claude Codeがファイルを読み書きできる状態で正しく動作しています。エラーメッセージが出る場合は、前の章の一覧表と照らし合わせて対処してください。逆に、この動作確認さえ通れば、細かい設定を後回しにしてもすぐに実務で使い始めて構いません。
導入後すぐにやるべき設定:CLAUDE.mdの下準備
インストールが完了したら、次に取りかかるべきなのがCLAUDE.mdという設定ファイルの用意です。これは作業フォルダに置いておくテキストファイルで、Claude Codeが毎回自動で読み込む「会社やチームの前提」を書いておける仕組みです。導入したばかりの状態では空でも構いませんが、これがあるとないとで、その後の指示のしやすさが大きく変わります。
書くべき項目とコピペで使えるテンプレートはCLAUDE.mdの書き方完全ガイドにまとめていますので、導入が終わったら続けてご覧ください。あわせて、決まった手順をテンプレート化できるClaude CodeのSkillsや、外部サービスと接続できるMCPという仕組みも、業務が増えてきた段階で知っておくと役立ちます。
アップデートとアンインストールの方法
Claude Codeは日々改善が続けられているため、定期的なアップデートが推奨されます。npmで導入した場合は、次のコマンドで最新版に更新できます。
npm update -g @anthropic-ai/claude-code
ネイティブインストーラで導入した場合は、インストーラを再実行することで最新版に更新される仕組みになっています。万が一アンインストールしたくなった場合も、npm方式であればnpmのアンインストールコマンドで、ネイティブインストーラ方式であれば公式サイトの案内に沿った手順で、それぞれ元の状態に戻せます。パソコンを乗り換えたときも、同じ導入手順をもう一度たどるだけで移行が完了します。
会社支給パソコンで導入する場合の注意点
個人のパソコンではなく会社支給のパソコンにClaude Codeを導入する場合は、事前に確認しておきたい点がいくつかあります。まず、npmのグローバルインストールやネイティブインストーラの実行には、環境によって管理者権限が必要になることがあります。権限が制限されたパソコンでは、情報システム部門にインストール許可を依頼してから進めるのが安全です。
セキュリティソフトとの兼ね合い
会社支給パソコンには、ウイルス対策ソフトや資産管理ソフトが入っていることが一般的です。これらのソフトが未知のプログラムの実行を一時的にブロックし、インストールが途中で止まったように見えることがあります。処理が長時間進まない場合は、セキュリティソフトの動作ログを確認するか、情報システム部門に問い合わせてください。個人のルールだけで例外設定を変更せず、必ず社内の手順に従うことが重要です。
会社のアカウントで使うか、個人アカウントで使うか
業務で使う場合は、会社として契約したアカウントやAPIキーを使うのが基本です。個人のアカウントで契約したまま会社の機密情報を扱うと、退職時のアカウント引き継ぎや利用範囲の管理が曖昧になりがちです。導入前に、どのアカウントで運用するかを決めておくと、あとからの混乱を防げます。
非エンジニアが迷わないための3つのコツ
ここまでの手順自体は難しくありませんが、プログラミング未経験の方が最初につまずきやすいポイントを、コツとして3つにまとめます。
第一に、表示された文字を一字一句正確に入力すること。半角と全角の違い、大文字と小文字の違いだけでコマンドが動かなくなることがあります。第二に、エラーが出ても慌てないこと。エラーメッセージが表示されたら、そのメッセージ自体をコピーして検索エンジンで調べれば、多くの場合はその場で解決します。第三に、最初は簡単な指示から試すこと。いきなり複雑な業務を頼むのではなく、「このフォルダの中身を教えて」のような簡単な指示から始めると、動作の感覚がつかみやすくなります。
導入が終わったあとの具体的な活用例は非エンジニアのClaude Code活用10選で、コピペで使えるプロンプトつきで紹介しています。個人で体系的に学びたい方には、PLaiが運営する実践講座AGI CAMPという選択肢もあります。
よくある質問
Q. Node.jsをインストールしなくても使えますか?
使えます。ネイティブインストーラを使う方法であれば、Node.jsの知識も事前インストールも不要です。プログラミング環境に慣れていない方には、この方式をおすすめします。
Q. WindowsでWSLは必須ですか?
必須ではありません。現在はPowerShellやコマンドプロンプトから直接インストール・利用できます。すでに開発環境としてWSLを使っている場合は、そちらに導入しても問題なく動作します。
Q. インストール中にエラーが出て進めません。どうすればいいですか?
ほとんどの場合、原因は「PATHが通っていない」か「権限不足」のどちらかです。本記事のつまずきポイントの一覧表でエラーメッセージに近いものを探し、対処法を試してください。それでも解決しない場合は、エラーメッセージ全文をコピーして調べると、多くの解決策が見つかります。
Q. 会社で複数人分をまとめて導入したい場合はどうすればいいですか?
基本的には、この記事の手順を一人ずつのパソコンで実行する形になります。人数が多い場合は、情報システム部門と相談してアカウントの発行方法や社内ネットワークの許可設定を先に整理してから展開すると、導入がスムーズです。
Q. インストール自体には費用がかかりますか?
インストール作業そのものは無料です。費用が発生するのは、Claudeの有料プラン加入やAPIキーでの利用開始後です。まずは無料でインストールと初回ログインまで進め、プランの検討はそのあとで構いません。
まとめ: Claude Codeの導入は3ステップ・10〜20分で終わります
Claude Codeの導入は、①Anthropicアカウントの用意 ②npmまたはネイティブインストーラでのインストール ③初回のブラウザログイン、という3ステップに集約されます。Mac・Windowsどちらも、ターミナルに近い画面を開いてコマンドを1行実行するだけで、特別なプログラミング知識は必要ありません。
つまずいたときは「PATH」か「権限」のどちらかを疑えば、たいていの原因にたどり着けます。導入が終わったら、次はCLAUDE.mdで前提を教える設定に進むと、Claude Codeの使い勝手が一段と上がります。まずは本記事の手順どおりにインストールし、最初のひとことを話しかけてみてください。
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